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マンガ家Mの日常
王者ジョコビッチ、圧巻のプレー!
他に言いようが無い。
トップ10の中でも突き抜けている。

サーブ&ボレーのスマートで戦略的なフェデラーのスタイルとは違って、
ジョコビッチは守備的で、ベースラインからの攻めに徹している。
4回戦のシモン戦で連発したドロップショットについては
本人も納得していなかったのか、その後は殆ど見られなくなって、
ストロークでライン際を突くスタイルになった。

ストロークが安定している。
抜群の脚力と下半身の柔軟性でボールに追いつき、
しっかりと構えてショット出来ているからに他ならない。
ジョコビッチの強さは、フィジカルの強さにある。

グルテンアレルギーが分かってから食事の改善に取り組んだ事は有名だけど、
他、普段どういうトレーニングであの身体を作り上げているんだろう?
体脂肪が低いのは当然としても、余分な重い筋肉も付けない。
適度な足の短さと関節の柔軟性は天性のものか。

テニスは時代と共に次々と新しいプレースタイルが生まれ、
王者が次の世代に取って代わられた。
ジョコビッチを凌ぐ選手がいつか現れたとしたら、
どういうプレーを見せてくれるのだろうか。

準々決勝の錦織戦からギアを徐々に上げて来て、
準決勝のフェデラー戦、決勝のマレー戦と、盤石のプレーで勝ち上がった。
4回戦のシモン戦で苦戦したのが嘘のよう。
フランスの選手は、子供の頃から自分のプレースタイルを崩さず、
トリッキーなプレーが出来るよう指導されるそうで、ある意味大物食いと言える。
苦戦したのは決して油断があったからでは無かろう。
万が一、があっても不思議では無かった。

女子の優勝者ケルバーは、1回戦で日本の土居美咲に
マッチポイントを握られる場面もあった。

男女とも王者はタイトロープを渡って来た。
まさしく、心技体、の世界。
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