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マンガ家Mの日常
前日のショートに続き、羽生君はネイサン・チェンの後塵を拝した。
4回転サルコウが不発に終わり、その失敗が響いて、
ネイサンに10点程の差を付けられて、2位で今シーズンを締めくくる形となった。

ネイサンも細かいミスはあり、パーフェクトではなかったが、
完成度の高さは軍を抜いており、最後まで崩れなかった。
織田和成の解説でも語られた通り、
ジャンプ主体のネイサンの演技では、感情表現が乏しく、
全てのジャンプを跳び終えた最終盤のシークエンスで急激に変化する感情表現を、
前半でも、もう少し組み込めていたら、深みのある演技になっただろう。

羽生君の4回転サルコウのミスの原因については、
今朝ネットニュースでインタビューを読んで驚いた。
よくあるミスなどではなかった。

公式練習の時間中に4回転サルコウを跳んだ時、エッジで氷が削れる。
その時削れて出来た穴に、本番でハマってしまったそうだ。
あの広いスケートリンクで、スピードに乗って演技をしながら、
全く同じ場所でジャンプのタイミングを取っている。
常人には考えもつかない神業故のミスだった。
ただのミス、体調不良等ではなかった事にまず安心し、
その4回転サルコウの得点があれば、フリーで首位を獲れていたかもしれない。
勿論、「かも」等と言うのは首位のネイサンに失礼な話なのだけど。

ショート、フリーと共に2位に終わって、気持ちが揺らいでしまったのは、
全く持って私の無知故としか言いようがない。
反省して、また羽生君を信じる。
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