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マンガ家Mの日常
王者羽生結弦のいないファイナル。

男子6人の顔ぶれが、4回転ジャンプが得意な3人と、
表現力重視の3人とにはっきりと別れたのが面白かった。


美男子リッポン。

30歳にして、初のグランプリシリーズファイナル出場するを果たし、
初の五輪出場を視野に入れるボロノフ。
ロシアはドーピング疑惑の問題で、国としての出場が認められなくなったけれど、
最初で最後の五輪となるだろうから、是が非でも出してあげたい。

女子選手並みの柔軟性で、おそらく今誰よりも最も踊りが美しいブラウン。

まだ未開発のコリヤダ。

日本のナンバー2宇野昌磨。

次世代のパーフェクト王者ネイサン・チェン。


全体としては、やはり少し期待はずれな部分もあった。
宇野もチェンも、パーフェクトな演技では無かった。
解説の織田信成が言っていた通り、
チェンは4回転ジャンプを数多く跳ぶ為、助走が長くなり、
その分表現内容が薄くなってしまって、明らかに得点にも影響した。
それでもチェンとしては、挑戦しない訳にはいかなかったのだろう。
4回転ジャンプ時代の通過点なのかもしれない。
まだ若干たどたどしさの残るコリヤダと違って、
本来のチェンは踊りの表現も素晴らしいものを持っている。

チェンがパーフェクトでない中、宇野は優勝のチャンスだったのだけど、
色々取りこぼしが多かった。
最終的に、僅か0.5点差で優勝を逃す。
余りにも勿体無い。
羽生が不出場でチャンスだった筈なのだけど、
むしろ、目の前の目標が無くて、迷ってしまったのか。


羽生の故障はどこまで回復しているのか。
逆に考えれば、五輪直前でなくて良かったとも言えなくも無い。

女子のメドベーデワの方が心配。
故障とロシア問題。
18歳という年齢を考えれば、金メダルを獲る最後のチャンス。
4年後は体重管理で悩むうちに、下の世代が台頭して来る。






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