英国のマルーン５、COLDPLAYのコンサートに行って来ました。
双方のバンドのファンの方、気を悪くしないでね、他意は無いです。

前に行ったのは武道館で、グラミーを獲る前だった。
だから本来なら武道館かそれ以上の会場でやるべきところ、
今回はコンサートツアーというのではなく、
ショーケースギグのような感じで、プロモーション第一だったみたい。
なので、こうして小さめのホールで、近くで見る事が出来たんだけど、
演奏時間は１時間２０分程度で、短かくて、ちょっと物足りなかったかな。

基本、イケメンヴォーカリスト、クリス・マーティン目当ての女性ファンが多い。
楽曲もメロウな感じ。
初期はやはりU2の影響なんかも色濃くて、楽曲も演奏も歌い方も似てたし、
内省的な方向に向かっていたようだったけど、
売れたい願望が強くなったのか、
ポップでキャッチーな方向に転換していって、
「美しき生命」でグラミーに手が届いた。
今尚U2と比較しちゃうのは、
プロデューサーに同じブライアン・イーノを起用してるからってのもある。
楽曲の構成に影響が表れて、似たような感じになってしまう。

こうして見ると批判的な事書いてるようだけど、
ポップな方向に行って、軽やかなステージになって良かったんじゃないかな。
楽しめるコンサートだった。

ただ、まぁ、U2のラリーと比べるのも気の毒ではあるんだけど、
曲によってドラムがズシンズシンうるさくて、ピアノやヴォーカルの邪魔だった。
あんなに強く打ち込まなくても良いのに。
そう言うの、クリスは調整しないのかな。リーダーって訳じゃないのかな。
代表作とも言える「Viva la Vida」は、小さめのホールに合わせたアレンジなのか、
思ったような迫力も伸びやかさも無かった。
極普通な感じ。
なんで大事に演奏しないんだろう。
もっと観客に訴えかける演奏の仕方があるんじゃないかな。

とは言え、全体としては楽しめたので良かったですよ。


観客はまぁ普通で、女性が多かった事もあって、
強く押し込んだりする事も無く、
前列の背の低い女の子の頭越しにステージがよく見えてラッキーだった。
でも、「Viva la Vida」が始まった時、何処から来たのか
ひとりの女の子がグイグイ割り込んで来た。
皆が押し合わずに見てるんだから、合わせるのがマナーだろう。
誰が前に入れるか、バカヤロウ。
ガッシリブロックしてやった。
こっちは長年のヘビメタのライブで散々鍛えられたんだ、負けやしねぇぜ。
ほっといたら最前列まで押し込んで来ただろうけど、
ブロックが功を奏したようで、諦めて下がって行った。ザマミロ。

NINE INCH NALESに続いて、個人的にここ暫くコンサートの当たり年。