13日のGAラインの問題、
アレックスが何とかした！

いや、実は正確にはまだ何とか成し遂げてはいない。

私がGAのやや早い番号を取って、それを使いたがったので、
アレックスはGAの同じ辺りの番号で、チケットを探していたステイシーと連絡を取り、
私が保有している彼の分のチケットをステイシーに使ってもらう事とした。
それなら、同時ではなくても、チケットのチェックインの問題がほぼ解決する。

ただ、アレックスは改めて自分の分のチケットを探している。

前の日に貰った連絡では、
私が保有している13日の２枚のGAチケットをセパレートするという話だったが、
どうやらそれが出来なかったらしい。
それで、このような形にした。
おそらく、
私が最前列に入る手助けをしなかった事を、少し気にしてくれての事だろう。

それにしても、
欧米の人達のチケットのやり取りは直前まで凄まじい。

13日のGAラインの番号を取ったけど、
２枚1組のチケットのパートナーのアレックスが、
早朝の番号チェックには行きたくないと言う。
そうは言われても…。
ある程度の話は事前にしていたから、彼の言い分はもっともではあるんだけど、
11日の最前列レール取得で全く助けてくれなかった恨めしさが響く。
事前に、助けて欲しいと伝えてはいたのだけど。
その後、「出来なかった。」という表現がワッツアップの中にあったけど、
まぁ、「出来なかった」というよりは、「やる気が無かった」のだろう。仕方ない。
融通が効きそうであったり、変に頑固だったり。
アレックスはオランダ人だったかな。
欧米人も色々。

一応こちらの言い分も伝えたら、何とかするとは言っているけど、目処が見えない。

アレックスとステフが付き合っているのか、たあの友達なのかは知らないけど、
2人で行動しているので、助け合える強みがある。
それは、アメリカや欧州のグループも同様。
強い。

日本からU2のコンサートで海外まで来る人はごく僅かだし、
その人達との付き合いの煩わしさもあるので、このまま1人で動くしかない。

11日のコンサートで問題発生。

最前列を取る為に、GAラインのシフトを4時間担当した。
整理番号3番を得て、必ず最前列の1番良いスポットが取れる…筈だった。

入場口の前で列を作って待っていると、
会場のフォトグラファーの男性から声をかけられた、
今回のコンサートにちなんで、ファンがボノと同じ形のサングラスをかけている姿を
写真に撮っていて、私にかけるよう、サングラスを渡された。
前のコンサートで、会場内でそうした光景を見ていたので、
とりあえずサングラスを受け取った。

テープが外されて、いざ会場へとなったところで、
フォトグラファーからサングラスをかけるよう言われた。
入場中の歩いている場面で撮りたかったらしい。
そうこうしてフォトグラファーに気を取られた隙に、
他のファン達は猛ダッシュで最前列を取りに行ってしまった。
完全に出遅れた。
シフトをこなしたアレックス、ステフ、クリスティーナ達がすぐ前にいたので、
間に入れてもらえないか頼んだが、ダメだった。
（アメリカ人同士だと、すぐねじ込むのだけど。）
中央の2列目には立てたけど、いかんせん、皆背が高いので、
視界はかなり制限されてしまう。悲しい。

8日には、ジャーマノが最前列に入れてたくれたが、今回は逆パターンになってしまった。
苦労が報われない日もある。

13日のGAはホテルとのパッケージで２枚購入。
Facebookで、14日のGAチケットとトレードできる相手を探す。

13日を希望する人はチラホラいたが、トレードではなかったので、断る。
暫くしてから、アレックスからメッセージがあり、トレード成立。

GAチケットの分配等、やり方はあるらしいけど、
前述の通り、私のiPhoneの日本のアカウントでは上手く機能しない。
チケットを共有する相手と一緒に入場する必要がある。
相手が、早めに来るタイプでなければ、私も早く入場できない。

しかし、アレックスは熱心なファンで、ちゃんとGAの番号を取る計画を立てていた。
助かった。

メッセージをもらった時、正直、アレックスの事を覚えていなかった。
でも、以前のツアーで会ったらしく、今回改めて会って、何となく思い出した。

相変わらずのカタコト英語なので、ツアー先で誰かと話すのは辛いけど、
長年の苦労が少しずつ実って、ボチボチ友達もできて、色々助けてもらってる。
日本人グループで来てしまうと、その中で話が成立してしまうので、
現地で他の人達と話さなくなり、せっかくの海外の熱心なファンとも交流が進まない。
一人旅では、大勢とコミュニケーションするしかないので、
それは苦痛でもあるけど、利点でもある。