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マンガ家Mの日常
ネタバレ注意


9シーズン続いた、弁護士ドラマの最終回。

事務所の度重なるトラブルの収拾をつけるべく、
ニューヨーク州法曹協会から、お目付役として
弁護士フェイ・リチャードソンが送り込まれた。
仲間内で自由にやってきた事務所のメンバーは、厳し過ぎるフェイに反発。
強引な手法のサマンサは解雇され、ルイスは降格の憂き目に。
皆で結託して、フェイを追い出す作戦を立てた。
最終的に、ハーヴィーが事務所を去る形で決着をつける。
ハーヴィーは、これまでの手法を改め、
シアトルで弱者救済をメインとするマイクの事務所に移籍する。


ドラマを通して、ずっとそうだったんだけど、
とにかく、正義感ぶりながら、万事が身内贔屓で、裏工作や脅迫も辞さない。
ドラマとして面白い反面、納得いかない面も多々あった。
このファイナル・シーズンでも、フェイを目の敵にしてるけど、
どう考えても、非は事務所側にある。
集団リンチのような攻撃で、フェイが気の毒に思えた。

最終的に、事務所の形は守りながらも、
ハーヴィーが考えを改めて、身を引くというのは、良い締めくくりだった。
まあね、人間、そんなに簡単に変われるものではないとも思うけど。
流石にシーズン1の第1話の台詞は覚えてないけど、
ハーヴィーがマイクの事務所に入るに当たって、
最初のやり取りを反対側から語り合うというラストシーンは、
締めとしてうまく収まっていた。

全編、ハーヴィーの男目線の作りで、
秘書のドナやパラリーガルのジェシカが、仕事中も常に挑発的な服装で、
アソシエイトの弁護士達を差し置いて優遇されていたのは、
時代錯誤であるように感じられて仕方なかった。
対極として、タフな弁護士のサマンサが投入されたのだろうか。

ドナ役のサラ・ラファティは、長身で抜群のスタイルだけど、
顔立ちがイマイチで、グレードの高さを感じさせない。
サマンサ役のキャスリン・ハイグルはちょっと太って、二重顎が気になるけど、
グラマラスで、ゴージャスで良い。


肯定しきれないドラマではあったけど、面白く見られたし、
企業主体で、犯罪もの主体の弁護士ドラマと違う面を提示してくれた。
やっぱり、アメリカの弁護士ものって面白いね。
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