サイバースペースものって、一時期流行ってた、主に小説で。
このところSF小説からご無沙汰しちゃってるんで、すぐには思いつかない。
代表作って言うと、ウィリアム・ギブソンの「ニューロマンサー」になるのね。
でも、残念ながら読んでない。
機会があったらそのうち、と暫くの間は思っていたのだけれど。
あっという間にコンピューターが個人に普及して、ネット世界が広がって、
誰でもサイバースペースっぽい世界に入れるようになってしまった。
この映画は、近未来のネットオタク的作品?
セオドアは妻との離婚のゴタゴタを抱えているが、本音はやり直したい。
でも、妻の方はウンザリしてて早く別れたがってる。
ブラインドデートで素敵な女性に出会っても、離婚を引きずり躊躇してしまう。
セオドアは手紙の代筆人として会社勤めをしている。
ある日仕事で使うPCに最新型のOSを入れて、音声機能を女性にしたところ、
OSは擬似人格を進化させ、自らをサマンサと命名し、
セオドアの話し相手になり、いつしか恋愛関係に発展する。
OSと親しい関係になるのはセオドアに限った事では無かった。
しかし、OSはOSであって、生身の人間では無い。
セオドアとサマンサの関係はバランスを崩し、間も無く別れが訪れる。
セオドアがサマンサと体験したのは奇妙な関係性であったが、
人間関係の奥深さを思う事で成長し、妻のキャサリンとも円満な離婚へ向かう。
セオドアは高校時代の元カノでバツイチのエイミーと親密になる。
えっと、なんだかね、
ロマンチックな雰囲気は画面から溢れそうに伝わってくるんだけど、
個人的にはあまり入り込めなかった。
音声だけのサマンサと延々話してるシーンって、字幕読むのが面倒で退屈だし、
親身に話し相手になってくれてるようでも、所詮機械じゃん、
人間に都合の良いように返事するようプログラムされてるだけでしょ、
って、あっさり思っちゃう。
恋人を演じてるキャバ嬢と同じでしょ。
サマンサは進化するに従って、同時に8000人以上を相手にするようになり、
600人以上と恋愛関係になってる。
セオドアは自分だけじゃなかったのがショックで、サマンサと別れようとする。
挙句にサマンサから別れを切り出されちゃうんだけど。
セオドアって、見た目はかなりオタク系。
でも元妻は美人だし、元カノも、デート相手も美人で積極的。結構モテる。
離婚のゴタゴタ中は見知らぬ相手とネットセックスとかしちゃったりしてるけど、
サマンサとの恋愛関係の中で、高校生みたいなデートではしゃいだり、
サマンサが自らの肉体を表現する為の女性を見つけてセオドアにあてがうと、
セオドアは「変態っぽいから嫌だ。」って拒否しちゃう。
なんかいい子ぶってる。
その辺のキャラクターの統一感が弱い。ブレてる。
実際、離婚する元妻に、サマンサとの関係を「キモい。」って言われて
ふらふらっとそう思い込んで、ちょっとサマンサを拒否しそうになるし。
所謂普通の男だから、迷いに迷って、やがて真実の愛を見つけるって事なのかな。
そういうの、映画としてはつまんない。
もっと突き抜けた何かがある方が、かえって感情移入出来たんじゃないかな。
観客だって、内なる変態性に苦悩してる訳だから。
セオドア役はホアキン・フェニックス。
「グラディエーター」とかのマッチョなイメージが強いんだけど、
今作では話し方を工夫して、オタク系になりきってる。
オタクなら本当はもうちょっと身体つきがひ弱でなくちゃとは思うんだけどね。
コンピューターが進化した近未来なんだけど、
セオドアが住んでるマンションの郵便受けが全く進歩が無かったり、
セオドアに限らず、スラックスの型がダサい感じなのは
監督の好みなのかな?
このところSF小説からご無沙汰しちゃってるんで、すぐには思いつかない。
代表作って言うと、ウィリアム・ギブソンの「ニューロマンサー」になるのね。
でも、残念ながら読んでない。
機会があったらそのうち、と暫くの間は思っていたのだけれど。
あっという間にコンピューターが個人に普及して、ネット世界が広がって、
誰でもサイバースペースっぽい世界に入れるようになってしまった。
この映画は、近未来のネットオタク的作品?
セオドアは妻との離婚のゴタゴタを抱えているが、本音はやり直したい。
でも、妻の方はウンザリしてて早く別れたがってる。
ブラインドデートで素敵な女性に出会っても、離婚を引きずり躊躇してしまう。
セオドアは手紙の代筆人として会社勤めをしている。
ある日仕事で使うPCに最新型のOSを入れて、音声機能を女性にしたところ、
OSは擬似人格を進化させ、自らをサマンサと命名し、
セオドアの話し相手になり、いつしか恋愛関係に発展する。
OSと親しい関係になるのはセオドアに限った事では無かった。
しかし、OSはOSであって、生身の人間では無い。
セオドアとサマンサの関係はバランスを崩し、間も無く別れが訪れる。
セオドアがサマンサと体験したのは奇妙な関係性であったが、
人間関係の奥深さを思う事で成長し、妻のキャサリンとも円満な離婚へ向かう。
セオドアは高校時代の元カノでバツイチのエイミーと親密になる。
えっと、なんだかね、
ロマンチックな雰囲気は画面から溢れそうに伝わってくるんだけど、
個人的にはあまり入り込めなかった。
音声だけのサマンサと延々話してるシーンって、字幕読むのが面倒で退屈だし、
親身に話し相手になってくれてるようでも、所詮機械じゃん、
人間に都合の良いように返事するようプログラムされてるだけでしょ、
って、あっさり思っちゃう。
恋人を演じてるキャバ嬢と同じでしょ。
サマンサは進化するに従って、同時に8000人以上を相手にするようになり、
600人以上と恋愛関係になってる。
セオドアは自分だけじゃなかったのがショックで、サマンサと別れようとする。
挙句にサマンサから別れを切り出されちゃうんだけど。
セオドアって、見た目はかなりオタク系。
でも元妻は美人だし、元カノも、デート相手も美人で積極的。結構モテる。
離婚のゴタゴタ中は見知らぬ相手とネットセックスとかしちゃったりしてるけど、
サマンサとの恋愛関係の中で、高校生みたいなデートではしゃいだり、
サマンサが自らの肉体を表現する為の女性を見つけてセオドアにあてがうと、
セオドアは「変態っぽいから嫌だ。」って拒否しちゃう。
なんかいい子ぶってる。
その辺のキャラクターの統一感が弱い。ブレてる。
実際、離婚する元妻に、サマンサとの関係を「キモい。」って言われて
ふらふらっとそう思い込んで、ちょっとサマンサを拒否しそうになるし。
所謂普通の男だから、迷いに迷って、やがて真実の愛を見つけるって事なのかな。
そういうの、映画としてはつまんない。
もっと突き抜けた何かがある方が、かえって感情移入出来たんじゃないかな。
観客だって、内なる変態性に苦悩してる訳だから。
セオドア役はホアキン・フェニックス。
「グラディエーター」とかのマッチョなイメージが強いんだけど、
今作では話し方を工夫して、オタク系になりきってる。
オタクなら本当はもうちょっと身体つきがひ弱でなくちゃとは思うんだけどね。
コンピューターが進化した近未来なんだけど、
セオドアが住んでるマンションの郵便受けが全く進歩が無かったり、
セオドアに限らず、スラックスの型がダサい感じなのは
監督の好みなのかな?
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