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マンガ家Mの日常
キアヌ・リーブス主演の法廷ミステリー映画。

ほぼ全編に渡って法廷でドラマが進行するので、動きが少なくやや小粒な印象。


大物弁護士ブーン・ラシターが自宅の寝室で刺殺され、
10代の息子のマイクが逮捕された。
ラシターの後輩で家族ぐるみの付き合いのあるラムゼイが弁護を担当。
しかし、マイクは何も話そうとしない。

ラシターは女好きの浮気者で、しばしばロレッタに辛く当たっていた。
ラムゼイは、暴力的な父親から母親のロレッタを守ろうとして
マイクが犯行に及んだという流れで弁護を進めようと試みる。
検察側の証人からも、それを裏付ける証言が引き出された。
事件当日ロレッタが酷く殴られて出来た痣の写真も提出される。

ところが、マイクはラムゼイと何の打ち合わせも無しに証言台に立つと、
父親から性的虐待を受けていたと語り始めた。

陪審員は無罪判決を出す。

法廷から出た後、マイクはラムゼイに自筆の絵を見せる。
ラムゼイの腕時計がラシターの寝室のベッドの下にあった事が描き記されていた。

マイクは、母親のロレッタが罪に問われるのを避けるべく、犯行を自白した。
しかし、マイクはもう一つ裏の事実も知っていた。

ラムゼイとロレッタは不倫関係を持っており、ラムゼイがラシターを刺殺した。
ロレッタが夫の暴力に耐えかねて殺したように見せかけようと、
痣を偽装したりしたが、
偶然早く帰宅して状況を察知したマイクは、更に綿密な計画を立てたのだった。


監督は名作「フローズン・リバー」のコートニー・ハントなのだけど、
正直言えば、ちょっと物足りない感じ。
最初から企画として小粒だったのかな。
映画の中で、敢えて真実を完全に示した訳ではない為、
微妙な不安感が残ったのは逆に興味深い。

マイク役のガブリエル・バッソは、良い佇まいがあった。

ロレッタ役はレニー・ゼルヴィガーなんだけど、
エンドロールを見るまで気付かなかった。
「ブリジット・ジョーンズの日記」や「シカゴ」の元気なイメージと全く違った。
痩せて、ちょっと老けた感じでもある。
シリアスな大人を演じられるところを見せたという点では成功した。




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