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マンガ家Mの日常
全48話の前半3分の1くらいまで見進めた。

アレクセイはカテリーナとの結婚を望み、
チェルヴィンスキー家から買い取る資金も調達するが、譲渡は決裂する。
家長のピョートルは金が入るならそれで良かったが、
カテリーナに固執するグリゴリーは、
美男のアレクセイを手に入れたい富豪の娘リージャと結託し、
リージャから家長の妻アンナを誘導させる。

アンナは若い頃から夫ピョートルの女癖の悪さに悩んでいた。
ある日ピョートルが乱暴しようとした農奴の女性の婚約者が、
ピョートルを殴り倒すと、
当時まだ若くて気性の激しかったアンナは、その男を強制労働に追いやった。
先に妊娠していた女性はカテリーナを産み落とし、後に亡くなると、
アンナは罪の意識にかられ、カテリーナを我が子同様に育てる。

アンナはカテリーナの幸せを願って、自由の身にしてやるつもりだったが、
リージャから、アレクセイがカテリーナを弄んで捨てるだろうと聞かされて、
夫ピョートルの所業と重なり、不安になり、
カテリーナを売るのを断固として拒否する。

アレクセイはカテリーナとの駆け落ちを実行に移すが、
グリゴリーにバレて、農奴泥棒として捕まってしまう。

その頃、グリゴリーとナターリヤの結婚披露宴が執り行われていたが、
ピョートルがアンナへの当てつけで、歌の余興の為に愛人の女優を招待していて、
卒倒したアンナは、そのまま心臓発作で命を落とす。


この辺り、急激な展開。
アンナの心理状態は興味深かった。
基本、グリゴリーは嫌な奴なんだけど、
母親のアンナを庇う思いから、父親のピョートルと反駁を強める。

富豪の娘ナターリヤは、美人で気立てが良くて、およそ欠点の無い女性だけど、
どうしてグリゴリーに一目惚れしちゃうんだろうね。

こうしたメロドラマにありがちな設定なのかもしれないけど、
主役の2人、カテリーナとアレクセイが、どうにも頼りない。
カテリーナは農奴という身分上、出来ることは限られているのだろうけど、
それにしても、毎回ベソベソ泣いてばかりで鬱陶しい。
可愛いのは分かるけど、痩せ過ぎで、前歯が大きくて、貧相。
ガーリャじゃなくても、カテリーナばかり依怙贔屓される様子にはイラつく。

アレクセイは誠実だけど、その分、無策で、短絡的。
正直、この男との結婚生活は不安だなぁ。

スピーディなストーリー展開、次回への繋ぎ方等、なかなか見せる。
当時のロシアの衣装だけでも、見ていて楽しい。
カメラワークは、室内になると時々舞台劇のように平面的になってしまう。

先はまだ長いけど、何とか頑張って最後まで見よう。
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