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マンガ家Mの日常
iMac修理中。
iPhoneからの入力はシンドイけど、
ハードディスクに入ってるのを消していかなきゃならないので、
映画記事、何とか書くしかない。

インド通の友人に勧められて、お正月に放送されたものを鑑賞。
予備知識、全く無しで見ました。
純愛映画だった。


インド軍のサマル少佐は爆弾処理の達人。
防護服も着けずに爆弾処理に当たるが、それには訳があった。

湖畔でひとり休んでいると、若い女性が無謀な飛び込みで溺れかけている。
救助して、上着を貸して、バイクに乗って去る。

アキラというその女性は、テレビのディレクター志望。
サマルの上着に入っていた日記をつい読んでしまう。
そこにはサマルがロンドンで体験した悲恋が綴られていた。

で、その日記の内容に従って、10年前のロンドンに移る。
インドのパンジャーブから夢を持ってロンドンにやって来たサマルは、
教会の雪かき作業をする中で、祈りに来た美しいインド系の女性、ミラに一目惚れ。
その後、街中で偶然再会。
ミラは富豪の娘で、白人男性との結婚を望んでいたが、次第にサマルに惹かれ、
父親にもふたりの交際を告白しようと決意する。

幸せの絶頂にいたふたりだが、サマルはバイク事故で病院に緊急搬送される。
信仰心の深いミラは、サマルの命を救う為神に祈り、一番大事なものを諦める誓いをたてる。
ミラにとって一番大事なもの、それこそがサマルだった。
ミラはサマルに別れを告げる。
傷心のサマルはインドに戻り、サマルの命を守る神に挑戦するかの如く、
危険を顧みない爆弾処理の任務を続ける。

ふたりの恋愛物語に感動したアキラは、インド軍に許可をもらってサマルの取材を始める。
サマルはつきまとうアキラを疎ましく感じていたが、
アキラの天真爛漫さ、ひたむきさに好感を持つようになる。
アキラはサマルに恋するが、サマルの心にあるのは永遠にミラだけだった。

取材を終えたアキラはロンドンに戻る。
TV局はアキラの取材映像を高く評価し、放送を認めるが、
それには取材対象のサマルがロンドンに来て、局の幹部の質疑を受ける事が必須条件だった。
サマルはミラとの関係からロンドン行きを渋るが、アキラの将来の為に引き受ける。
ロンドンで再会するが、車に跳ねられそうになったアキラを助けて、サマルは
再び事故で頭を打ち、病院に搬送される。

手術の後無事意識を取り戻したサマルだったが、記憶が10年前の事故の直後になっていた。
アキラはサマルの為にミラを呼び出し、ミラはサマルの脳に負担が掛からないよう、
10年前の事故に話を合わせ、その後ふたりが結婚して幸せに暮らしているように演出する。
アキラはサマルへの想いは残るが、ふたりの幸せを願い身を引く。

暫く夫婦のふりをするが、ミラは次第に苦しさを覚える。
ミラは10年前の婚約者ロジャーとは結婚せず、独身のままだった。
しかし、サマルを救う為に神と取り交わした誓いに自らを縛り付けている。
サマルは駅で爆弾処理の手助けをした事から、完全に記憶を取り戻す。
ミラに誓いとの訣別を望み、インドへ戻り、再び軍で爆弾処理の任務に就く。

任務中、現場にミラが現れる。
ミラと結ばれる事で、サマルは命を失うのか?
これまでの苦悩はむしろ、ミラを手放した事への罰だったのではないか?
二段構えの危険な爆弾を無事に処理し、神への誓いを乗り越え、ふたりは結ばれる。


とにかく、長い。2時間56分。
中盤でドラマが大きく切り替わる。
設定が盛り沢山で、映画と言うより、連続ドラマの構成。
アメリカだったら大分縮めさせられただろう。
お約束の歌とダンスのシーンも結構あったけど、それほど不自然な感じは無かった。

でも、半世紀前のハリウッド黄金時代には、こういう長編映画もあったのかな。
設定もハリウッド黄金時代的。
インド、ボリウッドがそういう時期なのかな。
韓国の映画事情と共通しているように思える。
ベタで突っ込みどころも多いけど、サービス精神旺盛で、ドラマチックで楽しめる。

PCが使えないと、検索がし辛い。
出来ればWikiで資料を見ながら書きたいところなんだけど。

サマル役のシャルーク・カーンは、ロンドン時代のポジティブな若者と、
インド軍でのクールな少佐とを、別人と見紛う程見事に演じ分けていた。
容姿は、アメリカだったら、トム・クルーズかな。

ミラ役のカトリーナ・カイーフがとにかく美しい。
スタイルもセクシーで、ダンスも上手い。
インド映画は全く素人だけど、おそらく主演のふたりはトップスターなんだろう。

監督のヤシュ・チョプラはこの作品を最後に、80歳で亡くなられたらしい。
映画の最初と最後に献辞が入れられている。
おそらく、インドでは巨匠クラスなんだろう。

なかなか知識が追いつかず。


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