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マンガ家Mの日常
久しぶりに映画に手をつける。


イタリアのコメディ映画。
イタリアの映画も久しぶりなような。


シチリア島パレルモで技師(電気?建築関係?)として働くパオロは、
妻アガタと思春期の娘アウロラと息子フィリッポと4人暮らし。
ある日、バイク事故で死亡し、天国へ。
まだ若くて、健康にも気を遣っていたパオロは、脂肪に納得出来ず抗議する。
すると、天国の役人が、パオロのスムージー常用の記載漏れに気付き、
スムージーの健康効果分の1時間32分の猶予を与える。
役人と共に一旦地元に戻るパオロ。

僅かな時間を家族と一緒に過ごそうと思い、焦る。
数々の浮気や、家族や友人との様々な思い出が脳裏に浮かぶ。

夫の様子を不審に思っていたアガタだったが、
夫の事故死の連絡を受け、パオロに問いただし、真相を知る。
別れの時が来て、役人に引き離され、パオロは役人とニケツでバイクに乗る。
事故死した交差点に差し掛かり、涙ながらにスピードを上げるが、
今回は何故か事故を避け、生き残ってしまった。
パオロの無謀運転に怒りをぶつけ、役人は去って行く。
死亡の時期について、役人もまたミスを犯したのだろう。

家族の元に戻るパオロ。
スマホにはかつての浮気相手からのメールが届いていた。


イタリアだから? 平凡な男ながらも浮気三昧のパオロ。
でもまぁ、家族関係はパオロが心配していた程には悪くはなかった。
思春期で反抗的なアウロラもしっかり父親を愛している。

で、何でパオロが生き延びる事になったのかが、イマイチわからない。
で、過去の浮気相手が焼け木杭メールをよこしたのに対して、
サクッと「NO」と返信すれば良いものを、何となくそのままにしている。
きっとまたいつか誰かと浮気するんだろうな。

人生はそういうジタバタ感で出来ている?


パレルモの一般的な街の風景がじんわりと沁みる。
シチリア州立美術館の中の大きな壁画「死の凱旋」の前で
パオロが浮気相手と待ち合わせるシーンは、監督の意図を感じる。
本物を見に行きたいなぁ。
シチリア島、まだ行った事が無い。
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