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マンガ家Mの日常
年末に見た。
ニコラス・ケイジ主演映画。

ニコラス・ケイジが好きで、ずっと作品を追いかけているのだけど、
このところ低調。
女性関係とか浪費グセとか、色々トラブルを抱えて、
仕事に集中出来ていないんだろうか。


大型旅客機の機長レイフォードは、妻アイリーンが宗教に執着し始めてから、
家に寄り付かず、CAと浮気をするようになった。
娘のクローイも母親の宗教熱に反感を抱いていたが、
レイフォードの誕生日を実家で過ごそうと帰省すると、
レイフォードの急な仕事で入れ違いになる。
偶然空港で出くわすが、クローイはレイフォードの浮気を察知する。

クローイは弟をショッピングモールに連れて行く。
その時、突然怪現象が起こり、クローイの弟を含め、子供達を中心に、
多くの人々が着ていた服だけを残して姿を消してしまう。
自宅に戻ると、アイリーンも消えていた。

同じ時刻、レイフォードが操縦する機内でも多くの人が消えてしまった。
副機長とCAの一人も消えてしまう。
パニックになる乗客を何とか鎮めて、JFK空港に引き返そうとするが、
管制塔との連絡が思うように繋がらず、
別の飛行機と接触して水平翼が破損し、燃料漏れを起こす。
空港は多数の飛行機で混雑していて、受け入れを拒否された。

同乗していたジャーナリストのバックがクローイと携帯でやりとりして、
クローイのアイデアで舗装中の道路に機体を誘導し、
危険な胴体着陸になりながらも、乗客の命を救う。


原作があって、信仰心の厚い人や無垢な子供達だけが大惨事の前に神に召喚される、
といったような、キリスト教のエピソードに基くらしい。
日本人には分かり難い。

正直、何が言いたい映画なのか、よく分からない。
冒頭の説明台詞からして、脚本の質の低さが露呈している。
ただの乗客でしかないバックが操縦室に出入りするのも不自然。

後半の飛行機の着陸に至るシーンにはそれなりの見所があった。
全体としては、中途半端なパニック映画ってとこかな。

映画のストーリーはともかく、
ニコラス・ケイジの表情にまるで覇気が無いのが、見ていて残念。
WOWOWの中心スタッフに熱心なファンがいるのか、
ニコラス・ケイジの主演映画を隈無く放送してくれる。
今作のように低レベルの作品は、本来日本のTVで流す意味もないのだけど、
ファンとしては有難い。
こうやって多くのファンが付いて着てくれている間に、ちゃんと復活して欲しい。
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