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マンガ家Mの日常
心地良い初夏の夕べには、やっぱり猟奇殺人よね。
(勿論、フィクションですよ。)

ドラマ「イエローストーン」で注目のコール・ハウザー主演の
サスペンス映画。


イタリアのローマで、猟奇的な連続殺人事件が発生。
その後、同様の事件がアメリカのミシシッピ州でも発生する。
被害者は10代の女性や幼い少年限定で、
遺体には、生きたまま体の一部を切り取られた痕跡があった。

ボイド刑事は現場に残されたハーブの特徴から、アフリカとの繋がりに気づき、
アフリカの伝統文化や宗教に関する第一人者マッキーズ教授に助言を求める。
マッキーズ教授は最初は協力を拒んでいたが、犯人との関わりもあり、
捜査に加わる。
殺人犯はアフリカの古代黒魔術の「呪医」で、
無垢な少年少女を生贄にして儀式を行い、依頼者の願いを成就させる。
呪医ランドクは、依頼者の為に次の標的を物色。
ボイド達はランドクを追い詰めながらも、間際で取り逃がす。

ランドクの依頼者を突き止め、依頼者ファーナーが所有する倉庫に向かう。
捕縛された少女を救う寸前で、ボイドは後ろからファーナーに殴られ、気絶。
同行していたマッキーズがすぐさまナイフでファーナーの喉を切る。
ランドクは一旦は逃げ果せるが、その後、マッキーズが捕まえて殺す。

マッキーズもまた、かつては呪医として儀式を執り行っていたのだった。
部族のしきたりとして、現地の人々に迷惑をかけた場合には、
その者を殺し、身体の一部を相手方に送る。
ボイドと、ローマの刑事は、それぞれ、届いた小包を開けると、
中にはランドクの身体の一部が収められていた。
マッキーズは行方をくらます。


「イエローストーン」での男っぷりの良さがたまらないコール・ハウザー。
恰幅の良いマッチョな体型で、多分、日本女性の好みではないだろうけど、
これからドラマや映画で見る機会も増えそう。

猟奇的殺人事件としては、今作の被害者は少年少女なので、
どうしても、後味の悪さがある。
製作者側としては、むごたらしい儀式の全貌は会話内で収めて、
損害を受けた遺体の様子は画面には表さなかった。

マッキーズ教授役はモーガン・フリーマン。
ハラスメント疑惑が取り沙汰されていたけど、
その哲学的な雰囲気で、ハリウッド映画には欠かせない存在なんだろう。
モーガン・フリーマンが出て来たところで、「セブン」を想起する。
当然、ただの「教授」ではないと観客は予測する。
ランドクの父親とかかな、と思ってみたけど。

事件そのものはあっさりと解決されるようで、ちょっと物足りない。
そういう規模の作品なんだろうな。

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