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マンガ家Mの日常
寝苦しい夜にコメディ映画。


16歳の高校生ジョアンナは読書家で文才に恵まれた優等生。
しかし、サエない容姿と、貧しい家庭環境に鬱々と不満を抱いていた。

現情から抜け出したいと願い、ロック雑誌のライターに応募。
採用されて少しずつ記事が掲載され、収入を得るるようになったが、
ロックスターのジョン・カイトに恋をすると、文章が甘くなってしまった。
仕事を失いそうになり、挽回の為、辛口批評にシフトすると、
爆発的な人気を得て、一気に注目を浴びる。
生活は荒れ、次第に傲慢になって行く。

ジョンにフラれたジョアンナはジョンを裏切る記事を書き、
高校を中退し、家族に対しても思い上がった態度を取るようになる。
しかし、雑誌社の上司や、恋人だと思っていた同僚は、
裏ではジョアンナをバカにしていた。
現実に気付かされたジョアンナは自殺を図ろうとする。

病院で安静にした後、家族と和解し、深く反省して気持ちを入れ替える。
むやみやたらと酷評したアーティスト達にお詫びの電話を入れ、
ジョンに直接謝罪しに行く。
お互いの成長を待って友達になろうと言われる。

高校に復学したジョアンナは、作家としての夢も持ち続け、
大手出版社で再びライターとしての仕事を得る。


脚本も手がけた原作者キャトリン・モランの自伝的小説が元らしい。
事実の割合はどのくらいなのかな。

頭は良いけどブサイクでモテない女の子。
小さい成功の後の小さい挫折と、大きい成功の後の大きい挫折。
やっと掴んだ虚飾を捨てて、1からのスタート。
青春コメディの王道的展開で、その点では目新しさは薄いけど、
自己実現に右往左往するジョアンナの必死で物怖じしないキャラクターが楽しく、
笑いながらも切ない。
ストーリーのテンポも良く、飽きずに最後まで観られる。

ジョアンナ役はジョナ・ヒルの実妹ビーニー・フェルドスタイン。
いずれはこうした典型的キャラクターを離れるべく、
ジョナのようにダイエットするのかな。

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