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マンガ家Mの日常
人気シリーズの後日を描いた映画版。


英国王ジョージ5世一行がヨークシャーへの道中に、
ダウントン・アビーを訪問される事になった。

使用人達は浮かれ気味で準備を始めるが、
国王滞在中は王室の使用人が全てを仕切ると発表され、がっくり。
ランチの間、偉そうに振る舞う王室奉仕官達に嫌気がさし、一計を案じる。
王室従事者達は、偽の電話で、別のパーティーの準備の為に帰される。
王室専属シェフは倍量の睡眠薬で眠らされる。
王室奉仕官は部屋に閉じ込められる。
ダウントン・アビーの使用人達は、見事に夕食会を取り仕切る事に成功。
国王夫妻にサーブする栄誉に預かった。

亡くなった三女シヴィルの夫トムは国王狙撃犯を撃退。
加えて、王妃の女官モードの侍女ルーシーと親しくなる。
モードは先代グランサム伯爵夫人ヴァイオレットの息子ロバートの従姉妹で、
亡くなったロバートから屋敷を譲り受けていたが、
ヴァイオレットは気に入らなかった。
実は、ルーシーはモードの隠し子で、モードはルーシーに屋敷を譲ると決めていた。
トムがルーシーと結婚すれば、屋敷は事実上再びクロウリー家の所有になるので、
ヴァイオレットは2人の行く末を見守る。

国王夫妻の接待に、経験不足の若い執事バローに不安を抱いた長女メアリーは、
引退していたベテラン執事カーソンを一旦呼び戻す。
不満に思ったバローだったが、さっさと諦めて休暇を取り、街中に遊びに出る。
バーで知り合った男に同性愛者が集まる秘密のバーに案内され、
楽しく過ごすが、警察に踏み込まれ、逮捕される。
国王の衣装係エリスに助けられ、親密さを深める。

国王の訪問を無事に乗り切り、ヘアウッドでのパーティーを楽しむ。


懐かしい顔ぶれとの再会。
特に大きな事件性はなく、穏やかな空気感の中で進行する。
格式を重んじる使用人同士のプライドのぶつかり合い、
若者達の恋愛、過去の過ち、迫害される同性愛、
そして、ダウントン・アビー維持の問題。
ドラマでのテーマを引き継いで、描かれている。

優れたドラマシリーズだったので、映画版は特に必要ないとも思えるが、
ダウントン・アビーの風景等、映画ならではの美しさが見られる。

それにしても、
侍女アンナ役のジョアン・フロガットは、「ライアー」等を見てからでは、
ただの従順な侍女には見えなくて、何か裏がありそうに思えて仕方ない。
と思ってたら、なんと、国王夫妻の接待を取り戻す企ての中心となり、
王室専属シェフに睡眠薬を盛りやがった。

イーディスの出産、トムの新たな恋愛、死期が迫ったヴァイオレット、等々、
今後も物語が続いて行きそうで、
出来るならこの先のドラマを見たいね。
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