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マンガ家Mの日常
シカゴのプアホワイト一家の奮闘を描いたドラマシリーズ、完結。
寂しくなるなぁ。

フィオナ役のエイミー・ロッサムが番組を卒業した時点で、
ドラマも完了にして良かったと思うんだけど、
描き切れていない部分もあって継続したのかな。

シーズン数を11回重ね、11年も経つと、当然子供達は大人になる。
アルコールとドラッグに溺れたダメ親父フランクに子育て放棄され、
長女のフィオナが弟妹達を育てつつ、
その弟妹達もあらゆる手段を駆使して生活費を捻出し、逞しく生きて行く。
子供達の頑張りが、エキサイティングであり、健気でシンミリさせる、
シリーズスタート時はそこが見所だったのだけど、
大人になったら、皆仕事を持って、
充分ではないけれど、それなりに真っ当な収入を得られるようになる。
そうなると、番組の趣が変わって行くのも致し方無い。
群像劇なので、登場人物が同時期に全員死んだりするわけでもなく、
ドラマは続けようと思えば永遠に続けられるけど、
ここらで幕引きって感じかな。

サウスサイドの荒んだ環境を疎みながらも、
大家族と地域社会の繋がりに支えられて来た。
最後は、地域開発という環境の変化もあって、それぞれ自立の道を進む。

腹違いの末っ子リアムだけは、まだ未成年なので、保護者と学費が必要。
まぁ、長男のリップが面倒見るのかな。

天才少年で、大学進学したリップがドロップアウトして、
生活費を稼ぐのに苦労しているのはちょっとやるせない。
フランクもまた、ダメ親に虐待されて育ち、大学をドロップアウトした経験を持つ。
反発しても、親の影響を受けてしまっている。
超荒くれ一家のミルコヴィッチ家も、
父親が若い頃ユダヤ人の女性と結婚しようと必死で努力しながら、
結局は相手方の父親に反対され、別れさせられてしまった過去があり、
それが差別主義の端緒だった。
家族の問題は根が深い。


それでも、逞しく生き抜く一家に幸あれ。

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