1950年代、英国のサッカークラブ、マンチェスター・シティで活躍した
ゴールキーパー、バート・トラウトマンの伝記映画。
ドイツ、ブレーメン出身のバートは、第二次世界大戦で従軍。
相次ぐ敗戦の末、英国軍に捕らえられ、
英国ランカシャー州へレンズ・タウンで捕虜生活を送る。
収容所内でも、ナチス党員の兵士とそれ以外の兵士とで半目があった。
食料品店を経営し、地元のサッカークラブのオーナーでもあるジャックから、
ゴールキーパーとして試合に出るよう要請される。
見事な活躍でチームを勝利に導いたバートは、終戦後も街に残り、
徐々に町の人々に受け入れられ、ジャックの娘マーガレットと結婚する。
英国の名門サッカークラブ、マンチェスター・シティに誘われ、入団。
第二次世界大戦でドイツ軍から多大な被害を被った英国の人々は、
ドイツ人であるバートにも憎しみの目を向ける。
しかし、バートの活躍でクラブが勝利を重ねるに従って、
人々はバートを受け入れ、英雄として迎え入れる。
幸福な日々を満喫するバートに、再び試練が訪れる。
クラブ優勝がかかった試合中、ゴールセーブしようとしたバートに相手選手が激突。
バートは首の骨を折る重傷を負い、立ち上がるのもやっとな状態で、
残り18分間、ゴールを守り抜き、チームに優勝をもたらすが、
その後暫く入院療養を余儀なくされる。
また、幼い一人息子を交通事故で亡くす悲劇に見舞われる。
気丈な妻マーガレットの姿に奮起し、チームに復帰。
目覚ましい活躍を続け、外国人ながら、英国の国民的英雄となる。
サッカーには詳しくないので、この選手の事は今作で初めて知った。
Wikiで見ると、やはり展開には多くの演出があり、事実とはズレがあるのだけど、
流れも良く、清々しくて、感動する内容だった。
個人的にはとても良い作品だったと思うのだけど、興行成績は芳しくない。
ワールド杯の付近で上映していれば、もっと注目されたんじゃないのかな。
勿体無い。
批評家からは、感傷的過ぎるといった意見があるようで、
確かに、バートを善人に描き過ぎているきらいはあるのかな。
映画では描かれていないけど、
マーガレットとは割と早くに離婚しちゃってるし、他に愛人がいたっぽい。
ナチスや戦争を批判しつつも、
バートは少年時代からヒトラーユーゲントの関連組織に所属していたのだから、
必ずしも汚れない青年ではなかっただろう。
それでも、
戦勝国英国で、敗戦国の元兵士として生きる辛さと勇気に敬服するし、
バートを受け入れた周囲の人々の暖かさも素晴らしい。
憎むより、許す方が辛い。それが戦争の罪。
ゴールキーパー、バート・トラウトマンの伝記映画。
ドイツ、ブレーメン出身のバートは、第二次世界大戦で従軍。
相次ぐ敗戦の末、英国軍に捕らえられ、
英国ランカシャー州へレンズ・タウンで捕虜生活を送る。
収容所内でも、ナチス党員の兵士とそれ以外の兵士とで半目があった。
食料品店を経営し、地元のサッカークラブのオーナーでもあるジャックから、
ゴールキーパーとして試合に出るよう要請される。
見事な活躍でチームを勝利に導いたバートは、終戦後も街に残り、
徐々に町の人々に受け入れられ、ジャックの娘マーガレットと結婚する。
英国の名門サッカークラブ、マンチェスター・シティに誘われ、入団。
第二次世界大戦でドイツ軍から多大な被害を被った英国の人々は、
ドイツ人であるバートにも憎しみの目を向ける。
しかし、バートの活躍でクラブが勝利を重ねるに従って、
人々はバートを受け入れ、英雄として迎え入れる。
幸福な日々を満喫するバートに、再び試練が訪れる。
クラブ優勝がかかった試合中、ゴールセーブしようとしたバートに相手選手が激突。
バートは首の骨を折る重傷を負い、立ち上がるのもやっとな状態で、
残り18分間、ゴールを守り抜き、チームに優勝をもたらすが、
その後暫く入院療養を余儀なくされる。
また、幼い一人息子を交通事故で亡くす悲劇に見舞われる。
気丈な妻マーガレットの姿に奮起し、チームに復帰。
目覚ましい活躍を続け、外国人ながら、英国の国民的英雄となる。
サッカーには詳しくないので、この選手の事は今作で初めて知った。
Wikiで見ると、やはり展開には多くの演出があり、事実とはズレがあるのだけど、
流れも良く、清々しくて、感動する内容だった。
個人的にはとても良い作品だったと思うのだけど、興行成績は芳しくない。
ワールド杯の付近で上映していれば、もっと注目されたんじゃないのかな。
勿体無い。
批評家からは、感傷的過ぎるといった意見があるようで、
確かに、バートを善人に描き過ぎているきらいはあるのかな。
映画では描かれていないけど、
マーガレットとは割と早くに離婚しちゃってるし、他に愛人がいたっぽい。
ナチスや戦争を批判しつつも、
バートは少年時代からヒトラーユーゲントの関連組織に所属していたのだから、
必ずしも汚れない青年ではなかっただろう。
それでも、
戦勝国英国で、敗戦国の元兵士として生きる辛さと勇気に敬服するし、
バートを受け入れた周囲の人々の暖かさも素晴らしい。
憎むより、許す方が辛い。それが戦争の罪。
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