忍者ブログ
マンガ家Mの日常
実在のボス、ラファエレ・クートロの半生を基にした
マフィア・ドラマのミニシリーズ、全5話。
「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督作品。
1986年制作ながら、マフィアからの圧力によって、
日本では長く公開が見送られて来た。


イタリアのナポリ。
青年ヴェズヴィアーノは、姉ロザリアに絡んだ不良達を攻撃し、
殺人罪で懲役30年の刑を課される。
刑務所内で法律を学び、知性に磨きをかけ、人心掌握術を身に付ける。
ロザリアは自分の為に服役している弟を気の毒に思い、
言われるがままになけなしのお金を差し出すと、
ヴェズヴィアーノは受刑者仲間とその家族の為に有効活用し、信頼と尊敬を得る。
ボスとして刑務所内で組織を発展させ、刑務所外にも力を発揮し、
「教授」という呼び名を受ける。
教授の巧みな戦力によって、組織の力はとどまるところを知らず、
政財界のみならず、警察等にまで力を及ぼすようになる。

教授は精神疾患を装い、病院への入院措置を取られると、脱走に成功。
郊外の隠れ家から、多大な権力を振るう。
ロザリアは常に教授からの指示を受けて、組織「カモッラ改革派」を運営。

旧来のマフィアとの麻薬密売等の縄張り争いに苦慮する中、
警察の捜査によって次第に追い詰められる。
忠実な腹心の部下アルフレードは、マフィアによる総攻撃の情報に接し、
教授の命だけは守ろうと必死の思いで奔走する過程で、
警察がマフィアを倒すよう仕向けるべく、教授の隠れ家を警察に明かす。
教授は再度収監され、アルフレードに裏切られたと誤解して、部下に殺させる。

再び刑務所内から権力を振るうようになるが、
報復と裏切りは過熱する一方で、血で血を洗う闘争が激化する。
組織の財務を担当していたチーロもまた、教授を裏切ってローマに転居する。
ロザリアは若い頃からチーロに気持ちを寄せていたが、
裏切りに怒る教授の指示を受けて、チーロを殺害する。

構想の激化の責任を負わされる形で、教授は重警備監獄に移送される。
厳しい環境と孤独の中、教授は精神を病む様子さえ見せるが、
組織における実権はまだ続いているようでもある。


政治的に腐敗したナポリで、
カモッラは、虐げられる貧しい人々を保護する機能も果たしていた。
でも、まぁ、そういつまでも綺麗事だけでは進まない。
犠牲者も増える一方。
アルフレードのエピソードは特に悲しい。
裏切ったと誤解されて殺された夫を悼む妻は教授に憎しみをぶつけて、
彼女もまた、幼い息子を残して殺害される。
他にも、刑務所内で教授の指示で散々手を血に染めて来た部下も、
サクッと教授に捨てられてしまう。

70年代から80年代にかけては、
マフィア映画の最高峰「ゴッドファーザー」三部作が制作されていたが、
今作では、ボスの教授はそのようなオペラ的な美しさは無く、
権力の虜になっているように見られる。
陳情に来た政治家達に対しては、「足でノックしろ。」と告げる。
頼み事をしたいなら、両手がふさがるほどの土産を持参しろ、の意。
手ではノックできないから、足でドアをノックするしかない。

全5話のラストでは、教授の元に大物が顔を出すシーンで終わる。
ちょっとよくわからないまま終わるのだけど、
結局、教授とカモッラの権力の地盤は続いているという事だったのかな。

教授役はベン・ギャザラ。
アメリカ人俳優で、イタリア語での演技はできないのか、
イタリア語は吹き替えになっていて、台詞と口の動きがちょっとズレる。
ロザリア役はラウラ・デル・ソル。
教授の姉なんだけど、実年齢はギャザラよりも30歳近く若い。
ドラマの中でも、老けメイクはされず、綺麗なまま。
個人的には、2人とも名前は聞き覚えがあるけど、あまりよくは知らない。

ドラマの中で、非業の死を遂げたマフィアのボスとして
サルヴァトーレ・ジュリアーノの名前が出る。
映画「シシリアン」懐かしい。
クリストフ・ランベールとジョン・タトゥーロが素敵だった。
若く美しい青春。


PR

W杯スタート。
メキシコ、アメリカ、カナダ3カ国共同開催。
時差で、試合の中継は深夜から明け方にかけてとなるので、
よほどの好カードでなければ観てもいられない。

とは言え、TVの番組欄をチェックしても、あまり試合が見当たらない。
サブスクでは全試合放送するらしいが、地上波ではごくわずか。
ゼロよりは良いのかという程度。

スポーツの国際試合が、どんどん有料チャンネルのみになっていく。
テンション下がる。
テニスのグランドスラムだけは、頑張ってWOWOWに加入して観続けているが、
それ以外のスポーツにまで、いちいちお金をかけてもいられない。

特に、
サッカーは金まみれの世界。
世界の大富豪がクラブチームを所有し、有名選手には桁外れの年俸が与えられる。
南米やアフリカの貧しい地域の子供達が、高額年俸を夢見て練習に励み、
大金で欧州のクラブチームに買われて行く。

夢って、そういう事なのか?

近所のテニス仲間から、練習会に誘われた。
その方はボチボチお仕事をリタイアして、時間の余裕ができ、
テニス仲間との交流を深めようとしているところらしい。
コーチ代は無料で、上級者の方がリードしてくれるのはありがたい。

人数合わせの為、この後声かけする予定の方について、少々問い合わせが入った。
個人的に過去に微妙なトラブルがあって、その方が苦手。
どうやら、別の参加者の方も懸念を示しておられて、
主催者さんも予測がついていたらしくて、予めの打診となった。

人数調整もあるし、こちらとしても練習の機会は貴重。
事情を説明した上で、練習に集中すれば良いとして、
「大人として」参加します、と返信。
それはそれで受け止めてもらったが、
主催者さんから「大人としてご参加ください。」と返信が来た。
おいおい、そっちが言う事じゃあないだろが。

たかがアマチュアのテニス練習だけど、
様々な場面で、
この人達、これでよく社会人やって来れたなぁと思う場面に出くわす。

テニススクールからの帰り道、
警察官数名が1人の制服姿の女子高生の行く道を阻もうと立ち塞がっていた。
押し問答の挙句、女性警察官が女子高生を羽交締め。
探していた子だ、という話らしかった。
その後、すぐに先生という人達2人がやって来た。
女子高生は「嫌いだから触らないで。」と発言していた。

1人の女子高生を数名の警察官が取り囲むとは、何とも嫌な空気。
はっきりした事はわからないけど、
問題行動のあった女子高生が学校を抜け出て、捜索願いが出されていたのか?
それでも、警察官に羽交締めされなければならない程、酷い事をしたのだろうか?
果たして、警察官は、女子高生の安全をどの程度考慮したのだろうか?

職務だから、そうしただけの事なのだろう。

アレクサンダー・ズべレフ、

悲願のグランドスラム・タイトル奪取!

新クレーキング、アルカラス、故障で棄権。
同世代唯一のグランドスラム・タイトルホルダー、メドベデフ、1回戦敗退。
パーフェクト王者、シナー、体調不良で2回戦途中棄権。
GOAT、ジョコビッチ、故障明けで振るわず、3回戦敗退。

強豪が戦わずして去って行く中、
残されたズべレフは、新鋭メンシクを準決勝で退け、
絶好調イタリア勢の一角、コボッリとの決勝を迎える。

第1セットはズベレフの風格勝ち。
ところが、第2セット以降はコボッリの動きが伸びやかになり、
ズべレフの豪速球サーブにもタイミングが合って来る。
第2セット、コボッリ。
第3セット、ズべレフ。
第4セット、再びコボッリ。
ズべレフのイージーミス連発で、年下のコボッリの方が貫禄を見せる。

ま…、まさか、
悪夢再びか⁉︎

しかし、ズべレフは落ち着きを取り戻し、
逆に疲労で足が止まるコボッリから、2ブレークを奪うと、
そのまま流れを保ち…、 
最後はコボッリのミスで、試合終了。

ズべレフは赤土に仰向けに横たわり、両手で顔を覆う。
最高の涙と最高の笑顔の瞬間。


日本時間深夜なので、優勝の瞬間を観た後は、録画して就寝。
セレモニーは後で見よう。

ズべレフ、29歳。
まだ十分な体力のある年齢だけど、
シナー、アルカラスのビッグ2を2人続けて倒して優勝するのは稀に見る困難な道のり。
その前に、苦手なジョコビッチも来るかもしれない。
まさに今大会は、ズべレフにタイトルを獲らせる為のテニスの神の配慮。
グランドスラム・タイトルは、
他のどのタイトル、全タイトルと引き換えにしても、掴み取りたい。 
絶対獲らねばならないという、緊張感に打ち勝った。

足首の大怪我から見事に復活し、険しく苦しい行程に耐えたズべレフ。

優勝おめでとう!