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マンガ家Mの日常
咳喘息もだいぶ治まってきた。
2週間のブランクは痛い。
そろそろ身の回りを片付けねばならない。
ダラダラと観終わったドラマや映画も溜まって、HDの容量を圧迫している。


ノルウェーのヒューマンドラマ、ミニシリーズ全8話。

医師のイェリンは元夫CCと共に不妊治療クリニックを経営。
以前自宅の改装に規定た業者のビョルンと再婚し、
ビョルンの連れ子ステラと3人で暮らしている。
イェリン自身も不妊治療を長く続けているが、なかなか子宝に恵まれず、
焦りから、ビョルンやステラとの生活に不穏な空気をもたらす事も。
ビョルンの元妻は何かと顔を出し、存在をアピールする。
イェリンはCCとその妹の助けを得て、非合法ギリギリの手段で妊娠を試みるが、
ビョルンとの愛情を確認できた事で諦めがつく。

バレエの練習に打ち込むステラが、ある日急に体調を崩す。
骨髄不全症の一種の再生不良性貧血と診断され、
回復の為には骨髄移植が必要だが、ビョルンもレナーテも不適合だった。
2人はドナーになれる可能性のある子供を作ろうと試みるが、
レナーテはステラ出産時の子宮内膜の癒着で妊娠できないと判明。
2人は受精卵をイェリンの子宮で育ててもらうよう提案する。
ステラの為に提案を受け入れようとしたイェリンだったが、
まさにその時、イェリン自身の自然妊娠が判明する。


ここでシリーズ完了。
え?シーズン2があるのかな。

不妊治療って、成功すれば天国だけど、長い地獄の日々でもある。
人間、どこかで諦めが肝心なのだけど...。

イェリンの治療のおかげで子供を授かった女性が、
お礼を言いに子連れでクリニックに来るのだけど、
他の外来患者の様子を見て、スタッフがすぐさま別室へ通す。
自分が幸福に浸っていると、それが当たり前になって、
他人の不幸や不安に無頓着になる。

身近に、子供がいないカップルや夫婦は大勢いて、
不妊が理由で泣く泣く別れた人もいる。
まだ親しくなくて状況を知らない相手に対しては、
「お子さんは?」とは聞かずに、
「ご家族は?」と聞くように心がけている。
そこで相手が「ウチの子は」と返してくれば、そこで解禁。
色々気を使う。

でも、どうだろ、
未婚で子供もいない私に対して、他の誰かは気遣いしてくれているのか?

子供の学習塾の話に延々付き合わされた記憶が蘇る。


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「スーサイド・スクワッド」の続編。


南米の島国コルト・マルテーゼに残されたナチス時代の研究所ヨトゥンヘイムで、
「スターフィッシュ計画」と呼ばれる秘密の研究が進行中。
政府高官アマンダは、研究所破壊の為、スーサイド・スクワッドを招集する。
各自、特殊能力を備えた強者揃いだったが、
メンバーの1人が情報を漏洩していた為、待ち伏せされ、壊滅状態。
アマンダはブラッドスポートをリーダーとする第2チームを用意していた。
チームは反政府組織と連携し、攻撃計画を立てる。
第1チームの生き残り、フラッグ大佐とハーレイ・クインも合流。
ヨトゥンヘイムに侵入し、爆薬を仕掛ける。

「スターシップ計画」とは、
宇宙怪獣スターロを繁殖させ、スターロが取り付いた人間を操るという研究で、
裏でアメリカ政府が関与していた。
第2チームのピースメイカーは1人だけ真相を知らされており、
アメリカ政府の関与を揉み消すべく、
データを破壊するよう極秘任務を与えられていた。
任務の為にはチームの犠牲にも容赦無く、事態を知ったフラッグ大佐を殺害。
ブラッドスポートと対決し、倒される(が、実は生き残った)。

軍との戦闘の最中で予定外に爆発が起こり、ヨトゥンヘイムが崩落すると、
外に出たスターロが大攻撃を開始する。
身体から噴出した幼獣が人間に取り付き、支配する。
第2チームは決死の覚悟で戦い、見事勝利する。

アメリカ政府の関与を記したデータを入手したブラッドスポートは、
アマンダを脅して、チームの安全を確約させる。


マーベルとかDCコミックスとかの映画作品って、もうひたすらアクションのみ。
まぁ、そういうのも映画の楽しみ方の一つなんだろうね。
当然フィクションだし、コメディとしての残虐なんだけど、
やっぱり、グロいのが延々と続くのはシンドイ。
ハーレイ・クインのキャラクターが気になって、
「スーサイド・スクワッド」と今作と観たけど、もう良いかな。

俳優さん達って、こういう映画に出たい人と出たくない人と分かれるかな?
ブラッドスポート役のイドリス・エルバは既にハリウッドのトップスターで、
むしろ知的な役所が似合うと思われるのだけど、
こういうドル箱のアクション超大作の出演はそれなりに大事なのかな。

冒頭でさっさと殺される第1チームの中に、
ネイサン・フィリオンが演じるキャラクターがいたそうなんだけど、
気づく間も無し。

で、これを言っちゃおしまいなんだけど、
核攻撃を含め、あらゆる爆撃が可能な時代に、
特殊能力があるとはいえ、白兵戦みたいなのって、意味があるんだろうか。


ライアン・ゴズリング主演のアクションコメディ映画。
80年代のリー・メジャース主演のTVドラマを元に映画化。


優秀なスタントマンのコルトは、
人気スターのトム・ライダーのスタントを数多くこなして来た。
しかし、落下スタントで失敗して背骨を傷め、引退同然の生活に陥る。
18ヶ月後、トムの映画のプロデューサーのゲイルから電話があり、
トムの主演映画でスタントマンとして復帰して欲しいと要請される。
SFアクション超大作「メタルストーム」は、
コルトのかつての恋人ジョディの初監督作品だと知らされ、撮影現場に向かう。

ジョディは何も告げずに姿を消した元彼コルトに恨みを抱きつつも、
2人は次第に接近していく。

何故か現場にトムはおらず、ゲイルはコルトにトムを探すよう依頼する。
トムのドラッグディーラー等を通じて、宿泊先ホテルを突き止めるが、
部屋に入ると、バスタブに男性の遺体が入っていた。
慌てて部屋から出るところを監視カメラが捉えており、
コルトは殺人容疑をかけられる。
それこそが、ゲイルがコルトを呼び寄せた本当の理由だった。
トムは華麗にスタントをこなすコルトに嫉妬していて、
落下事故もトムが仕組んだものだった。
今回の撮影中、ホテルで開いた少人数のパーティーで、
新しいスタントマンがトムをバカにしたのが気に食わず、
激しく突き飛ばした弾みでスタントマンを殺してしまった。
その時撮られた動画は、顔をコルトに差し替えてSNSで公開された。
コルトは元の動画が保存されているスマホを手に入れようとするが、失敗。

万事休すとなるが、ジョディと相談して、
映画のスタント撮影中にトムに真実を話させる策を考案し、
トムに付けたマイクロフォンで音声を拾い、悪事を暴露させる。

「メタルストーム」はジェイソン・モモア主演で撮り直し、大成功を収める。


アクションシーンは見応えがあったし、
映画撮影の裏舞台的なシーンも興味深かった。
でも、ドラマとしては、やや中途半端な感じ。
まぁ、気楽に観れば良い作品かな。
アメリカのアクションコメディ映画って、大概そんなもの。
頭使わない。

ライアン・ゴズリングが主演と製作も兼ねているので、
ゴズリングがかっこよく演じられればそれで良いのだろう。
ジョディ役のエミリー・ブラントは、既に多くの名作を演じたキャリアがあり、
今作のような軽いノリの映画には、ちょっと不似合いなように見えた。

トム・ライダー役は、次の007役とも噂されているイケメン、
アーロン・テイラー=ジョンソン。
007が本決まりになったら、もうこんなおバカな役はやってくれないだろうなぁ。



2017年、アメリカ国家安全保障局(NSA)の契約社員
リアリティ・ウィナー(25歳女性)が、機密情報漏洩で逮捕された事件で、
逮捕時のFBIとのやり取りの記録を舞台劇にしたものを、TV映画化。


リアリティが食料品の買い出しから帰宅すると、FBI捜査官が来ていた。
家宅捜索の霊場を携え、家屋を捜索。
任意としながらも、事情聴取が始まる。
次第に追い詰められたリアリティは、捜査官に従って、漏洩を告白。
逮捕される。


FBIによる事情聴取の音声記録を全てそのまま再現した。
日本だったら、そういう記録って民間人が見られるのかな?

FBI捜査官達が、比較的物腰柔らかで、ペットの話とか交えつつ、
穏やかに話が進むんだけど、逆にそれが不気味。
予備知識無しに観たので、最初は冤罪とかを描いたのかなと思ったけど、
リアリティがそれなりに落ち着いて聴取に応じているのは、
身に覚えがあったからだったんだろうな。

リアリティは、2016年のアメリカ大統領選でトランプ氏が勝利したのは
ロシアのハッカーによる陰謀だとする情報を幾度も目にして、
それをプリントアウトしてメディアにリークしたとされている。
テロとか、そういう類では無いわけなんだけど、
懲役5年という、個人の情報漏洩事件としては最長の刑期を言い渡された。

リアリティ・ウィナーっていう本名が、なんか凄いね。
中東の多言語のエキスパートで、アフガニスタン派遣を望んでいたが、
日々地味な翻訳ばかりさせられて、ちょっと鬱々としていた。
そういう心境が情報漏洩に繋がったんだろう。
アメリカでは「第2のスノーデン」と呼ばれて、有名らしい。

リアリティ役はシドニー・スウィーニー。
同時期に撮影された「恋するプリテンダー」のヒロイン役で、
以前ブログで酷評したように、駄作ラブコメ映画だったので、
スウィーニーへの評価も決して賞賛されるようなものではなかったけど、
今作は自然体で、地味に説得力があった。
所謂正統派の美人女優という顔立ちでは無いので、
こういう社会派ドラマの方が生きるのかもしれない。



ストーリーの続きから。

マーヴェリックは基地破壊へ向かう編隊4機のうち、自らが1機操縦。
2人乗り爆撃機2機の他、もう1機にはルースターを選出した。
弱気なルースターは飛行でも遅れを取るが、
マーヴェリックの言葉に励まされて、見事任務を成し遂げる。
しかし、僅かな時間の遅れから、高性能の敵機が襲来。
マーヴェリックは、狙われたルースターの機を助けて、撃墜される。
脱出して敵基地に降りたマーヴェリックを、ルースターが救出に来る。
マーヴェリックは敵基地の倉庫に眠る古いF-14を操縦して脱出。
敵機に撃墜されそうになったところを、ハングマンが助ける。

任務は無事成功し、皆が生還する。
めでたしめでたし。


終盤の展開は、まあ予想はついたけど、
ドッグファイトのシーンの迫力はさすが。
今回は味方は命を落とす事なく、
敵パイロットはマスクで顔がわからず、撃墜されても脱出したようだった。
戦闘シーンを見せても、人は死なないよう配慮したと見られる。
敵基地への爆撃では、現実的に考えれば死傷者は出ただろうけど。

全体として、トム・クルーズの魅力が光る爽やかな作品に仕上がっていた。
第1作目とはさすがに年齢が違うから、ヤンチャっぽさがないのは寂しいけど。

ルースター役はマイルズ・テラー。
かつてのアイスマンの位置のハングマン役はグレン・パウエル。
2人とも若手注目株だけど、
トム君やヴァル・キルマーと比べると物足りないなぁ。

1作目の恋人役だったケリー・マクギリスは、体調不良で随分太って、
恋人役を演じられる状態ではないとされたのか、
新しい恋人役としてジェニファー・コネリーが登場。
でも、他の人間関係が1作目と密接に繋がっていたのに対して、
こちらは取って付けた感が否めない。

3作目が制作中らしい。
年齢的に、トム君もアクションはそろそろ集大成とするのかな。

(完了。)