忍者ブログ
マンガ家Mの日常
何もかもリモートになっちゃうと、
編集さんと打ち合わせで会う事もなくなるのかもしれないけど、
大体は、出版社か、マンガ家の仕事場近くのコーヒーショップとかで会う。
その際のコーヒー代は出版社持ちで、経費で落とす。
こちらはご馳走になる。
こういう事は、会社員の方々の方が詳しいと思う。

その昔、とある出版社の若手編集者と初めて会う事になった。
今はもう無くなってるのかな、近場の商業施設のカフェで待ち合わせ。
時間の少し前に行くと、編集さんがお昼を食べていた。
まもなく終わり、打ち合わせを普通にこなした。

で、レシートにはそのランチと、打ち合わせ中の飲み物代が併記されており、
会社名義の領収書に合算されていた。

打ち合わせついでに、自分のランチを会社の経費で食べたのね。
それは厳密に言えば、プチ横領なんだろうけど。
まぁ、会社員って、どこもそんなもんなんだろう。
その時、マンガ家にもランチをご馳走していたら、それは正しい経費だったのに。
PR

その昔、マンガは優良コンテンツとされていた。
大衆紙なファッション雑誌が、無数の広告で運営されているのに対して、
マンガ雑誌には広告と言えるものが掲載されず、雑誌の代金そのもので支えられていた。
つまりは、文化の発信源として、いずれかの企業に追従しないという事。
その後、雑誌の裏表紙には小さな広告が掲載されるようになったが、影響は小さかった。

翻って、現在はどうなのだろう。

雑誌は衰退し、ネットでの配信が伸び、TVでもCMが流される。
どのような経済構造になっているのだろうか。
似たような作品が蔓延しているのは、スポンサーからのお達しだろうか。
既に見分けがつかない程、テーマも絵柄も、同じような作品が軒を並べている。

行ったわけではありませんが。

遅い朝食を摂りながらスマホでニュースを眺めていると、
「大物マンガ家のサイン会に人が集まらず悲鳴」という記事が入って来た。
誰かと思って開いてみると、江口寿史先生。

マンガの仕事から離れて長く、現在はイラストの仕事が主体というのもあって、
ポピュラーなタイプのファンは全盛期からは減ったのだろうと思ったが、
加えて、会場が秋田県横手市の増田まんが美術館。
ここはね、萩尾望都先生のイベントの時に行ったんだけど、
東京からは遠いし、とにかく交通の便が悪い。
新幹線で大曲駅まではスムーズなんだけど、そこからの電車が数が少ないし、
駅を降りてからも、バスの本数が少なくて、逃したら、かなり歩く。
気楽に行ける所ではない。

記事によれば、
江口寿史先生自らX等で呼びかけて、
最終的には、2日間240人定員のところ、180人集まったとか。

良い美術館なんだけどね。
萩尾望都先生のイベントの時も、時間の余裕があれば常設展示を見たかったのだけど、
行くのも帰るのも大変で、鑑賞は断念した。

午後、青色申告会で税理士さんのチェックを受けて、税務署へ直行。

提出のレーンに並んでいると、少し前のご高齢のご婦人が、係員に色々質問し始めた。
パソコンでe-taxしようとして、上手く行かず、紙で提出する事にしたらしい。
記入漏れの箇所をその場で書き込んだり、他にも色々と説明を求めたり。

いや、ここは「提出のみ」のレーンなんだけど。
まぁ、2、3人しか並んでなくて、もうひとりの係員が対応してたから、
騒ぐような事でもなかったけど。
係員もちゃんと「説明会場」の方へ早めに誘導すべきだった。

こういう事があるから、私は青色申告会で税理士さんに付いてもらってる。

しかし、高齢でITに付いて行けなくなるのは、もう明日は我が身。
心を豊かに見守ろう。

昨日、サボってしまい、ズルズルとやっています。

以前にも、何故確定申告の書類作成がこうも面倒なのか、書いた事があったと思うけど、
要は、別ジャンルの作業の集まりだから。
1つの事をやって、次の違う作業にかかるとなると、頭を切り替えなければならない。
そういう作業って、成果が低い割に面倒。

家事と似ている。

雑用の山。