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マンガ家Mの日常
曇り空の下、
ちょっとのつもりで外出したら、思いの外長引き、雨に降られる。

2度やらかす。
Tシャツ2枚洗濯。

3度目の正直。
傘を持って出たら、雨降らない。

傘は雨を止めるお守りか。
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ポケモンGOのイベントで、ポケ友とファストフード店で集う。
店内BGMで、少し前の洋楽が流れている。 
カナダ出身のマットさんは、やはり詳しくて、大体の曲はわかっていた。

「マンマ・ミーア」が流れて来た。
30代と思しき男性が「誰の曲?」と尋ねる。
えっ、ABBAを知らない人がこの世にいるなんて!
しかも、その男性はアメリカへの長期留学経験もあり、洋楽にも詳しい。
確かにABBAはアメリカ人グループではないけれど、
アメリカでも大ヒットした筈。

その後、エルトン・ジョンの曲が流れて来た。
タイトルを私は知らなかったが、マットさんは知っていて、
そこからエルトン・ジョンの話になった。
すると、40歳そこそこと思しき女性が、エルトン・ジョンを知らなかった。
えっ、エルトン・ジョンを知らない人がこの世にいるなんて!
しかも、その女性は(多分、フラッグシップの元CAで)英会話に長けている。
エルトン・ジョンの代表曲「ユア・ソング」は知っていたが、
エルトン・ジョン本人を知らないなんて…。

時代の移り変わりを感じた日だった。

ジュリアン・ムーアとミシェル・ウィリアムズ、ダブル主演のドラマ映画。
デンマーク映画「アフター・ウェディング」のリメイク版で、
配役の男女を逆転させている。


インドで孤児院を運営するイザベルの元へ、多額の寄付の申し出が届く。
大企業の経営者である寄付者テレサからの要求は、イザベルがNYに来る事。
渋々承知したイザベルがNYのテレサのオフィスに行くと、
更なる桁違いの寄付金と共に、財団を設立し、その管理の為に、
イザベルがNYに拠点を移すよう求める。
詳細の検討の話し合いの時間を持つべく、数日NYに滞在させられる事になり、
テレサは娘のグレイスの結婚式にも出席するよう促す。

結婚式に出向くと、元彼オスカーに遭遇し、困惑する。
若い頃、イザベルはオスカーとの間に女児を出産したが、周囲の反対もあり、
話し合いの末、泣く泣く養女に出す事にして、傷心のまま故郷を去った。
残されたオスカーは思い直して娘グレイスを手元に取り戻し、
その後テレサと出会い、結婚し、グレイスは2人の娘として育てた。
何も知らされていなかったイザベルは驚愕し、悲嘆にくれる。

実は、テレサは不治の病に冒されており、余命数ヶ月。
グレイスの行く末を案じ、
実の母親であるイザベルを側にいさせようと画策したのだった。

テレサは会社を処分し、莫大な資産を財団に移す。
イザベルは複雑な思いを抱えながらも、財団の管理者としてNYへの転居を決断。
報告と残務整理の為に一旦インドへ戻り、
我が子のように接していた少年に、一緒にNYへ来るよう勧めるが、
少年は友達と離れたくないと断る。


男女逆転のリメイクというのは後から知った。
今時のジェンダーの流れでは、男女がどうこう言うのも良くないかもしれないが、
やはり、男性バージョンの方がしっくり来るように思える。
生まれて間もない子供を手元に置きたがるのは、母親の方が理解しやすいし、
寄付者が大企業の女性オーナーというのも、
女性対女性の構図として、設定に引っかかりを覚えてしまう。

まぁ、どうなんだろうね。
若い恋人達が子供を育てられずに養子に出す例は数多あるだろうけど、
別れた恋人が資産家と結婚するなんて奇跡は、そうは起こらないからね。

テレサがグレイスを我が子同然に慈しみ、自らが亡き後を考えて、
イザベルを探し当てて呼び寄せたのは愛情ゆえと理解できるけど、
果たして、グレイスにイザベルはそうも必要だったかな。
生まれてから一度も会った事がなく、生死すらも知らなかった。
いきなり母親だと紹介されても、すぐには気持ちは通わない。
ちゃんとした父親が側にいるのだから、
巨額の寄付金で買うように、イザベルをインドの孤児達から引き離し、
無理に来させる必要はなかったのではないかな。

おそらく、デンマークの男性版の方がすんなりまとまっているだろう。
今月WOWOWで放送されるようだから、そちらに期待しよう。
オスカーは芸術家という設定なので、
それがもしエキセントリックな女性の設定だったら、
見守り役として父親を側に置かせようというのも、分かり易かったかもしれない。

日本では、8月は終戦記念日等があり、平和について深く考えさせられる。

夕方、TVをつけてニュースを見ると、ガザの飢餓について報道されていた。
小さな子供達が飢えて泣く姿は悲しい。

ところが、飢餓を報道する同じ画面に、次のコーナーのお知らせが入っており、
「暑さでパンが売れない。3割引。食べ放題。」との宣伝…。
CMで食べ物の宣伝があるのは仕方ないにしても、
飢餓の報道の最中に「パン食べ放題」は、報道機関としてあまりに無神経過ぎる。

月曜日はプロ野球ナイターがお休みなので、
夕食時には「YOUは何しに日本へ?」を見る事が増えた。

レポーターが成田空港や羽田空港で、到着したばかりの外国人にインタビューする。

画面奥を見ると、晴れ着姿のミッキーとミニーの姿のポスター。
東京ディズニーランドの宣伝かな。

でも、ディズニーランドの本家であるアメリカから、10数時間のフライトを経て、
やっと日本に到着したら、アメリカのミッキーに迎えられるって、何か変じゃね?
ここは何処?
アメリカから来て、アメリカに戻った?

日本はこれからもっとポケモンをフィーチャーすべきだろう。
ナイアンティック本社は元はアメリカ企業で、ドバイに売却されちゃったけど。