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マンガ家Mの日常
先日、ケネス・ブラナー製作、監督、主演による映画
「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」を観て、記事に書いた。
その後、元ネタとされる「ハロウィーン・パーティ」の
TVシリーズが放送されたので、こちらも観てみた。

びっくり!まるで違う。
「オリエント急行殺人事件」だとかは、ほぼ原作通りだった筈なのに。
子供達を招いてハロウィーン・パーティを開くというのと、
余興の一つとして水槽の中のリンゴをくわえて取るという、
モチーフがわずかに関連しているのみ。
事件の設定も何もかも違っていた。

ブラナーは「ポアロ」という世界で、新しく物語を繋げていきたかったのか。

ただし「ベネチア」は成功していたとは言い難く、
クリスティの原作の素晴らしさを再確認させてしまった。

BS11で放送中の「ポワロ」シリーズを追いかけて観ていると、
人物が多くてわかり辛い作品もたまにありながら、
シンプルでありながら、意表をつくトリックの斬新さに、今尚驚かされる。
まさに、マジック。
そういうのが、伝統的なミステリー小説の醍醐味だった。
パソコンでハッキングしたとか、そういう技術的な事じゃないんだよね。

科学の進歩に伴い、映画の世界では「サスペンス」は華やかになったけど、
「ミステリー」を描くのは難しくなった。
「ポワロ」のように、ITの前に時代に楽しみを求めるしかないのかな。
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洗濯機に繋がっている水道蛇口の水栓の持ち手部分が、いきなり外れた。
そんなに変な力を入れたわけでもないのに。

不意に外れると、洗濯機の後ろ側に落ちてしまい、
洗濯機が重くて動かせないので、拾うのに凄く手間がかかる。
隅っこの掃除用に、縦に伸ばした針金ハンガーを使って、何とか引っ掛けて掬い上げる。
シンドイ。

今年、配管工事を行なった後の事だったので、その時取り付けた物だと思って、
工事会社に連絡したが、工事の前からあった物だと言われてしまった。
工事の前に撮った写真があると言われた。
自分としても、少し記憶が曖昧で、何とも言いようが無いが、
とにかく、工事の後で外れるようになったので、修理を要求したが、
どうもやる気が無いらしい。

水栓の付け替えとなると、2〜3万円かかると言う。
日々、細かく節約して生活しているのに、
こんなところでお金が出ていくのかと思うと悲しくなる。
元々の古い水栓は壊れてもいなかったのに、何故新しいのがすぐに壊れるのか。
工事業者が安物を入れたのか。
そう思うと、更に悲しくなる。

配管工事も安くはなかった。
こうして、あちらあちらからお金を毟り取られる。

週明けに、また業者と言い合いをしなければならないだろうし、
それでまた修理や工事をするかどうかと考えると、酷く暗い気持ちになる。
電話口では、両面テープを使うだとか、バカみたいに素人くさい事を言われた。
そんなので修理になる筈ないだろが。

業者が少しでもまともな修理をする気がないようなら、とりあえずそのままにしておいて、
キッチンリフォームの時にまとめてやるか。

とにかく、日本の工事業者って、意思の疎通が難しい。
これまでも所々修理をして来たが、
何につけ、強引に済ませようとするばかりで、こちらの話を聞こうとしない。

「親切は人の為ならず」とは、
他人に親切にすれば、いつか自分に返って来る、という意味。

でも、少し違う場面もある。

他人に親切にした時、ある種の満足感を覚える。
自分は他人に親切に出来るだけ有能なのだ、人格者なのだと。

それを戒めたのが、映画「尼僧物語」の中の修道女。
オードリー・ヘップバーン演じる新米尼僧が、病気の人達へのボランティアを希望する。
ところが、先輩修道女は、それは優越感や承認欲求を満たす行為だとして禁じる。
新米尼僧は、一度は考えるが、ボランティアの必要性を重視して、修道院を離れる。

そうなんだよね。
相手が救われ、喜ぶ、
その事の方が大事。
動機よりも、「親切」という行為が優先されて良い。

ネタバレ注意。

マシュー・マコノヒー主演、実話を基にした犯罪サスペンス映画。


1980年代、ケニーは祖父と父親から受け継いだ金鉱採掘事業で失敗。
破産寸前のところ、一発逆転を狙って、親友の地質学者マイケルと接触。
インドネシアの金鉱採掘に挑戦。
資金は底をつき、ケニーはマラリア感染で生死の境を駆け巡る中、
マイケルは見事に金脈を掘り当てる。

帰国すると、以前は見向きもされなかった大企業から、
出資と事業締結の申し出が殺到する。
しかし、締結した企業は、インドネシア政府とグルになって、
ケニーの事業を乗っ取ろうとしていた。

再び全てを失う危機に直面し、荒れた生活に落ちぶれるケニーだったが、
インドネシア大統領の息子を抱き込んで、事業を取り戻し、大金を手にする。

ところが、マイケルが採掘した際の金鉱のサンプルが偽物と発覚。
サンプルに地元で得た砂金を混ぜ込んで、データ偽装していた。
その途端、マイケルは1億6000万ドルを持ち逃げ。
再々度ケニーは大転落。
マイケルはインドネシア警察に逮捕され、殺害されたと報じられる。

長年の恋人ケイは、地道な生活を望み、
大金を手にする度に贅沢三昧で傲慢になるケニーに愛想を尽かしていたが、
落ちぶれたケニーを心優しく迎え入れる。

心機一転、地道な生活を始めようとした矢先、届いた封書を開封すると、
マイケルからの送付で、8000万ドルの小切手と、
最初に手を組んだ時に、利益を折半しようと約束して書かれた
ボロボロになったペーパーが入っていた。


実際の事件の方は日本では話題にならず、ネットですぐには記事が出て来ない。
映画がどこまでフィクションなのかはわからないけど、まあ、凄まじい事件。

映画では、マイケルは逮捕後、移送中のヘリコプターから突き落とされ、
後日密林の中で、顔や手足を野生動物に食い荒らされた状態で発見されたとある。
それは、果たして本当にマイケルなのか、
かつて、インドネシアの政府や警察は賄賂で動かせると
マイケル自身が言っていたように、偽装工作なのか、
はっきりとは示されない。
また、マイケルがどこまで詐欺に加担していたのかも判然としない。
マイケルの金脈のデータ偽装や、資金の持ち逃げが発覚した時の驚きぶりから、
ケニーは知らなかったようにも見えるけれど、どうなんだろう。
小切手を目にした時の雰囲気から、
直接加担してはいなかったけど、薄々感づいていたという線かな。

利益は折半だという約束を守った2人の友情は素晴らしいのだけど、
一般の小口投資家達は騙されてお金を失ったわけだから、やっぱりマズイよね。

マシュー・マコノヒーが、またもや体重増量と特殊メイクで、
デブハゲのオジサンになっている。
勘弁してくれ。
映画の展開にはさして関係ないんだから、元のイケメンで演じてくれ。


観終わった映画の感想記事を書いて整理したいのだけど、
雑事に追われて、あれこれ手を付けられず仕舞い。
ストーリー運びの強い映画は、記憶に残りやすいのだけど、
感性主体の英語は、結末も朧げになる。