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マンガ家Mの日常
「プライベート・プラクティス」もシーズン4まで来た。
何か、アラフォーの美男美女で優秀な医師ってのをゾロゾロ集めて、
調子良過ぎる設定だし、キャラクター性に乏しかったんで
最初の頃はあまり期待していなかった。
正直、今もさほど冴えたドラマとも思えないのだけど、
他のドラマがあんまりキツかったりすると、
このドラマのやんわり加減に救われる時がある。
エピソードによって、生命倫理に関しての見解には学ぶところがある。

心理療法士(で良いのかな?)ヴァイオレット役のエイミー・ブレネマン、
こう、よくある、モデル出身とか、ミスコン出身とか、
とにかく、整った顔立ちの美人で、整い過ぎてるが故に特徴に欠ける。
それまで他のドラマとかで見た記憶も無かったから、
特に注目はしていなかった。

ところが、TVがハイビジョン化されると、
それまでボヤケて見えていなかった顔の皺が はっきり目立って見え出した。
これは、美人女優とされる人達にとってはツライ問題だとされていた事。
でも、皺が見えた瞬間、役柄に年齢相応の情感が見えて来た。
お人形のような美女が悩んでいるのと、
皺もキャリアもある年代の女性が悩んでいるのとでは、
訴えかけるものが違って来る。
この辺りを境にエイミーに目が行くようになったし、
実際ドラマの中でも大きな展開を見せた。

顔の表面の皺であれば、プチ整形で何とでも出来る筈。女優さんだしね。
でも、エイミーの敢えての皺、そう位置づけたい。
皺があれば良いのかって話でもなく、
実年齢に沿った説得力を発揮できる役者だと、証明出来たって事だね。

「デブラ・ウィンガーを探して」の
フランシス・マクドーマンドを思い出す。
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