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マンガ家Mの日常
何となくスッキリしない感じが残ってしまった。

製作陣にはジョージ・クルーニーも名を連ねてて、
政治的には自国に対する不信感もきちんと表しているのだろうけど、
話全体としてはやっぱりアメリカンヒーローものに落ち着いちゃってる訳で。
暴力で迫って来るイランの民衆や民兵に対して、
アメリカ人は知力で裏をかいた、と。

話の主題も絞れていないように感じる。
トリッキーな作戦が成功した爽快感なのか、
現地での特殊な状況下における人間関係なのか。
こうなると、アラブ諸国に対するアメリカ政府の身勝手な対応というテーマは
追いやられてしまう。
逆に、そこを少しでも盛り込もうとした製作陣には偽善を感じてしまう。

ますます、これが何でアカデミー賞作品賞なんだか、理解に苦しむ。
アメリカの自画自賛。

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