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マンガ家Mの日常
両親はともに医師で、学業を重んじた。
加えて、音楽や文学なども尊重していた。
高い教育水準にあり、高い地位につく人達は 芸術を信奉する傾向が強い。

でも、芸術に直接携わる人間の人生は平気で否定する。
ラファエロやモーツァルトなんて(会った事は無いけど)私の目から見ても
人間失格の連中だ。
でも、人生における奔放さが彼らを新しい何かに目覚めさせていったのだし、
如何に不健康と謗られようとも、集中して、集中して、集中を続けなければ
芸術作品の深みを掴み取れない。

勿論、芸術家やマンガ家の中には、健康的な生活をして
家族と平和に暮らしている人達も多くいるとは思う。
でも、一方で、芸術の為に家族を捨てる決意をした人達さえいる。

フィリップが特に芸術の信奉者だった訳ではないけど、
映画はスゴく好きで沢山見ていた。
ただ、好きな映画の中には「Ray」のように
破滅型のミュージシャンを描いたものもあったし、
ピクサーのアニメだって、アニメーターは不健康な重労働を受け入れつつ
作品に打ち込む事だって 時としては良しとしていたと思う。

芸術を好む人達が芸術家を好まないのは、矛盾してバランスを欠いている。

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