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マンガ家Mの日常
ずっとファンでコミックスを買い続けていた、とあるマンガ家さんの作品。
老舗デパートのブランド婦人服売り場で働く女性の話...って書くと
だいたいバレるかな。

発売日等をちゃんとチェックしてはいないので、
たまに近所の書店に寄って、コミックスの続刊が出てたら買うようにしてる。
年末に12巻を買ったのだけど、それは大分前に発売されたものらしい。
で、ボチボチと読み進めていたら、
主人公が自室で電話しているシーンで、いきなり着てる服が変わった。
前日のシーンで着せていた物に突然なってしまってる。

服のディテールとか、よく気をつけていないとすぐに間違ってしまう。
「キアラ」の時なんかは飾りが多かったので特に大変だった。
現代ものでも、襟の形とか、飾りのラインの数とか、注意が必要で、
混乱しないよう、シーン毎に参考の服の写真をコピーして揃えておく。

でも、当のコミックスのケースはそういうもんじゃなかった。
どうしたんだろう。
背景描きとかを先行して アシスタントさんにバラで渡して描かせてて、
それでゴッチャになっちゃったのかな。
仕上げの時とかに、御本人、アシスタントさん、誰か気付かなかったのかしら。
気付いても気にしないのか、もう直す時間がなかったのか。
それでも、コミックス化の時に直せるはずなんだけど、
何もしなかったんだから、ホントに気にしないのね。

読むのに支障は無いんだけど、ちょっと変な感じ。

でもね、登場人物達の着る服を数揃えて描いていくのって
見た目以上に大変なのよ、ホント。
シーンに合わせて、画面のバランス考えて、トーン選んで、
同じようなパターンにならないようデザインを選んで、
それが主人公だけならともかく、画面に出ている人全員分あるんだもんね。
あるベテランのマンガ家さんは アシスタントさんに服のデザインを選ばせて
描いていたりもしているそうだけど。

ハーレクインは主人公が大人でコンサバ系なので、
ファッションショーでのコレクションを特集した分厚い雑誌を買って、
そこからチョイスする事が多い。
服の写真は山ほど載ってるんだけど、それでも、
これっていうのがみつからない時がある。 毎回苦労してる。

そうやって、雑誌と首っ引きでファッションの勉強してるのに、
本人は永遠にTシャツとスエットで代わり映えせず。
感覚が麻痺して、外にもつい変な格好のまま出てしまう。
何とかならんもんかね。
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