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マンガ家Mの日常
ウチにアシスタントに来てくれる人で、長い人、まだ短い人、色々だけど、
背景や仕上げの指示は とにかく、事細かくやらなければならなくて、
説明の手間を思うと、自分で描いた方が良いのかな、としばしば思う。
基本的な絵心があれば、それなりに仕上がるはずなんだけど、
なかなかそうはいかなくて、
線一本から指示しなければならないのが現実。

女性マンガ家のアシスタントさんって、一件だけでは月の仕事量が少なくて
食べていけないから、何件が掛け持ちになる。
あちこちの仕事場を3、4日ずつ渡り歩いて、日数を確保する。

で、そうなると、月に20日とか、それ以上働いたりするんだけど、
一カ所には3、4日しか居ない訳で、
1ヶ月の訓練は3、4日分しか進展しないんだ。
それでは、集中して技術を習得するのは難しい。
いつまでたっても、同じ所で足踏みしてしまう。

マンガ家の側としても、アシスタントさんをどう指導すべきか悩む。
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